最新の大学入試情報③~近年の傾向は?
2020年10月27日 / お知らせ, お知らせ・ブログ, 入試関連, 大学受験
こんにちは、
あおば伸学塾です。
今回は大学入試、近年の傾向についてです。
今年の共通テストの出願人数は、
第1日程で535000人だというお話をさせていただきました。
(第2日程は789人…)
昨年に続いてさらに減りましたが、
これを踏まえて、人数という点で見ていきたいと思います。
まず、2020年度の入試結果として、
国公立大学はトータルで志願者数が減りました。
特に難関大(旧帝大など)を除く地方などの一般国立大で減少。
私立大も14年ぶりに志願者数が減少。
特にセンター利用方式での減少が顕著でした。
また、昨年に続き理高文低の傾向が見られ、理工系は特に人気が上昇しています。
この理高文低の傾向による影響をもう少し細かく見ていきたいと思います。
首都圏の私大を例に、2020年度の変動についての概況です。
[文系]
早慶上理 〈志願者〉減 〈合格者数〉増 〈難易度変動〉一部で競争が緩和
MARCH 〈志願者〉減 〈合格者数〉横ばいorやや増 〈難易度変動〉変動なし
日東駒専 〈志願者〉日大:増 他:減 〈合格者数〉大増 〈難易度変動〉日大:変動なし 他:競争が緩和
大東亜帝国 〈志願者〉やや減 〈合格者数〉増 〈難易度変動〉昨年並み
地域私立大 〈志願者〉横ばいorやや増 〈合格者数〉増 〈難易度変動〉一部で難化傾向継続
[理系]
早慶上理 〈志願者〉やや減 〈合格者数〉横ばい 〈難易度変動〉変動なし
MARCH 〈志願者〉横ばい 〈合格者数〉横ばい 〈難易度変動〉変動なし
日東駒専 〈志願者〉日大:増 他:減 〈合格者数〉増 〈難易度変動〉変動なし
大東亜帝国 〈志願者〉増 〈合格者数〉増加 〈難易度変動〉変動なし
理系単科大 〈志願者〉増 〈合格者数〉横ばい 〈難易度変動〉一部で難化傾向継続
地域私立大 〈志願者〉増 〈合格者数〉横ばい 〈難易度変動〉一部で難化傾向継続
これから見てとれることは、上位校はさほど難易度に変動はありませんが、
中堅以下の大学が、特に理系、難化しているということです。
例えば東北でいえば、
東北福祉大学:志願者前年比111%、
東北工業大学:志願者前年比142%、
弘前学院大学:志願者前年比182% など
中堅以下で志願者増加の大学が多く見られます。
ですので、例えば滑り止めで中堅以下を受験すると言っても
油断は禁物、ポイントは
手を抜かずしっかり頑張る、ということなのですね。
今回は数字ばかりの記事でしたが、
傾向を見て勉強のペースを見直すのも一つです。
参考になれば幸いです。
では。
ツイート